日本時間あす10日、メキシコのサパポン市でゴングとなるWBC女子世界バンタム級タイトルマッチの前日計量が現地で行われ、王者のマリアナ・フアレス（メキシコ）と挑戦者ぬきてるみ（井岡弘樹）はともに53.0キロでリミットの53.5キロを一発クリアした。

　4月にOPBF女子S･フライ級王座を獲得し、その勢いで世界初挑戦するぬきは9勝6KO1敗の28歳。陣営を通じて「全力でぶつかって必ず世界チャンピオンになります」とのコメントを日本に送った。

　メキシコ女子ボクシングをけん引してきた大ベテラン、37歳の“バービー”フアレスは45勝17KO9敗4分。今年4月、5年ぶりの世界王座に返り咲き、今回が初防衛戦となる。キャリアで大きく上回るフアレスに新鋭のぬきがアップセットを狙う構図だ。