IBF&WBA世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア（英＝27、写真）の次回防衛戦が大方の予想通り、IBFの指名挑戦者クブラット・プレフ（ブルガリア＝36）を相手に行われることなった。2日、プレフのプロモーター、カール・ザウアランドがジョシュアのプロモーター、エディ・ハーンとの会談で合意に達したとメディアに伝えた。

　期日は10月28日。会場は英国ウェールズ・カーディフのプリンシパリー・スタジアム（旧称ザ・ミレニアム・スタジアム）が濃厚で、後日改めて発表される。

　ジョシュア（19勝19KO無敗）は4月、元統一チャンピオンのウラジミール・クリチコ（ウクライナ）とダウン応酬の激戦の末、11回TKO勝ちを収めた。クリチコとのリマッチがクローズアップされていたが、クリチコが引退を表明してこれは消滅。14年11月、クリチコに挑戦してKOで撃退されたものの、再び指名挑戦者に就いたプレフ（25勝13KO1敗）を迎える。

　すでにトレーニングに入っているジョシュアは、WBAから１位ルイス・オルティス（キューバ）との防衛戦を通達されているが、オルティスがWBC王者デオンタイ・ワイルダーへ挑戦が有力なことから状況は微妙。このままではWBA王座はく奪の危険もある。

　なお、ジョシュアの防衛戦は11月をめどにラスベガスのT-モバイル・アリーナで挙行される噂もあったが、今回それは消滅した。