「オーバー・ヒート・ボクサーズ・ナイトvol.90」が28日、後楽園ホールで開催され、メインのL･フライ級8回戦は、内田勇気（KG大和）が山中章弘（フラッシュ赤羽）に3-0判定勝ちした。

　セミのS･フライ級8回戦は、日本同級15位の阿知和賢（ワタナベ）が太田輝（五代）にこちらも3-0判定勝ち。阿知和は連敗を4で止めた。

◇L･フライ級8回戦
内田勇気（KG大和）[3-0（77-75×2、77-76）]山中章弘（フラッシュ赤羽）
　スタートは内田が出入りのボクシングを機能させてリードした。山中は3回にボディを決め、その後も前に出て、足を使う内田に圧力をかける。徐々に山中のプレスが効き始めたが、内田は7回に右を決めて山中にダメージを与えた。内田は連敗を2で止め、7勝1KO6敗。山中は7勝3KO8敗2分。

◇S･フライ級8回戦
阿知和賢（ワタナベ）[3-0（77-75×2、78-74）]太田輝（五代）
　4連敗でランキングを落としている阿知和が元ランカーで昨年12月に日本ユース・フライ級王座決定戦で敗れた太田を迎えた。試合は激しいパンチの交換となったが、序盤は阿知和の右ストレート、右アッパーがよく決まった。太田は3回にボディ攻撃で反撃するものの、中盤は阿知和が体格差を生かして太田を押し込み、ロープを背負わせて連打を見舞った。

　阿知和は終盤、ボディのダメージと打ち疲れでペースダウン。激戦は最後まで続いたが、太田の反撃を食い止めて逃げ切った。連敗脱出の阿知和は12勝4KO15敗5分。太田は9勝5KO10敗。

◇S･フェザー級6回戦
佐藤和憲（新日本大宮）[TKO5回2分39秒]高木秀明（フラッシュ赤羽）