元OPBFバンタム級チャンピオン、ロリー・ルナス（フィリピン＝日本リングネーム・ロリー松下）が21日（日本時間22日）メキシコ・ティファナに登場。ベテランのヘルマン・メラス（メキシコ）に3-0判定勝ちを収めた。

　昨年9月、日本で船井龍一（ワタナベ）に9回TKO勝ちして以来のリングとなったロリーはフットワーク全開のメラスに対し前半リズムがつかめない。しかし徐々に実力を発揮。最後はディフェンスを固める相手に不満を表しながらも仕掛けて試合をつくった。8回戦で争われた一戦は78-74が2者、77-75のスコアでロリーが勝利コールを受けた。

　ロリー（32勝19KO8敗1分）はOPBFタイトル返上後に渡米。カリフォルニア州サンディエゴでライト級ランカー、メルシト・ゲスタ（比）を擁するビンス・パーラ・マネジャー兼トレーナーとサイン。復帰のチャンスを画策していた。亀田和毅に12回判定負けのキャリアもあるメラスは44勝23KO27敗1分。Photo/RENZO NOVARA