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比嘉大吾に無期限停止処分 計量失格で制裁金も徴収

2018年4月25日 18時06分

 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、倫理委員会を開き、計量失格により王座をはく奪された前WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅S)をライセンスの無期限停止処分にすることを決定した。

15日の試合に敗れた比嘉、リングで頭を下げた

 ライセンスのサスペンドと同時に、ファイトマネー相当額の20%を制裁金として徴収することも決定。具志堅用高会長、瀧田通子マネジャー、野木丈司トレーナーを戒告処分とした。また、比嘉の処分がとけた場合、階級を上げて試合を行うよう階級変更命令も出した。

 処分の理由は計量失格により、ボクシングに対する社会的信用を毀損したというもの。また、世界タイトルマッチでの計量失格が日本人選手初であったことも重い処分につながった。JBCは今後、ジムから比嘉のコンディション管理報告、健康状態に関する報告などを受けた上で、処分の解除を検討する。

 比嘉はWBC世界フライ級王座の前日計量でリミットを900グラム超過して計量失格、3度目の防衛戦の前日に王座をはく奪された。試合は同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)が勝てば王座獲得という変則ルールで行われ、ロサレスが9回TKOで勝利し、新王者となった。

 処分の決定を受け、白井・具志堅ジムは以下のコメントを発表した。

この度は比嘉大吾の計量失格という、あってはならない事態を引き起こしてしまった事を深く反省しております。 比嘉は試合後、検査の為に入院しましたが、現在は退院しております。

JBCの処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理等を徹底する所存です。 お騒がせ致しました事を、改めて心よりお詫び申し上げます。

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