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拳四朗が速攻V3 前王者に2回KO勝ちで“完全決着”

2018年5月25日 20時47分

  WBC世界L・フライ級タイトルマッチが25日、東京・大田区総合体育館で行われ、チャンピオンの拳四朗(BMB)が前王者で挑戦者1位ガニガン・ロペス(メキシコ)に2回1分58秒KO勝ち。3度目の防衛に成功した。

リマッチに快勝した拳四朗は満面の笑みだ

 昨年5月の対戦は拳四朗が115-113×2、114-114の小差でタイトルを奪取。両選手とも“完全決着”という言葉を使い、リマッチに挑んだ。

 リードの差し合い、探り合いの初回を終えると、2回にまさかの結末が待っていた。自らの距離をつかみ、右カウンター、右ボディストレートを出し始めた拳四朗が、踏み込んで右ストレートをボディに打つと、これがロペスのレバーを直撃。打ちどころとタイミングが良かったのだろう、ロペスは顔をゆがめて倒れ、このまま立ち上がることができなかった。

最高のボディショットが決まった!

 勝利インタビューで拳四朗は「気持ちよすぎてたまんないです」と第一声。「昨日の夜ごはんで右ボディを使えと言われて、まさかこれで決まるとは思わなかった」と本人も驚きを隠さなかった。

 拳四朗は無傷の12連勝(6KO)でタイトルをガッチリ守った。王座返り咲きに失敗した36歳のロペスは34勝19KO8敗。

こちらも快勝の拓真(右)は世界挑戦をアピール

◇54.5キロ10回戦
井上拓真(大橋)[KO1回2分14秒]ワルド・サブ(インドネシア)

 WBCバンタム級9位など世界4団体でランク入りしている拓真は初回、ボディ打ちで攻めてくるサブの動きを冷静に見極め、左ボディをドンピシャでレバーに決めるとサブが悶絶。10カウントとなった。拓真は11勝3KO。「プロ初のボディでKOできてよかった。ボチボチ世界に行きたいと思っている」とリング上で語った。16年2月の和氣慎吾(FLARE山上)戦に続く日本での黒星となったサブは12勝2KO12敗。

◇58.0キロ8回戦
溜田剛士(大橋)[TKO3回1分18秒]リボ・レンクン(インドネシア)

 日本フェザー級14位の溜田はアッパーやボディ打ちなど下からの攻めでレンクンを攻略にかかった。レンクンの振り下ろすような右フックを浴びるシーンが何度があったが、3回に左ボディ打ちでレンクンをひざまずかせ、さらに左ボディでダウンを追加してストップ。溜田は17勝14KO3敗2分。14年1月の土居伸久戦以来の来日だったレンクンは36勝14KO25敗6分。

◇51.0キロ6回戦
桑原拓(大橋)[TKO1回2分59秒]モハマッド・ソリミン(インドネシア)

 東農大出身でこの日デビュー戦を迎えた桑原はスタートから飛ばした。距離が詰まりすぎるシーンもあったが、右フックでダウンを奪うと。左ボディで2度目、さらに連打でソリミンを突き落としてデビュー戦をTKOで飾った。日本で3連敗のソリミンは3勝3KO7敗。

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