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挑戦者ブラント陣営不敵、村田撃破に自信あり

2018年10月18日 8時07分

 20日(日本時間21日)ラスベガスのパークシアターでWBAミドル級王座2度目の防衛戦に臨むチャンピオン村田諒太(帝拳)と指名挑戦者ロブ・ブラント(米)の公開練習が17日に同地のトップランクジムで行われた。

ブラントとトレーナーのムスタファ・ムハマド氏

 2ヵ月前からラスベガスで練習していたブラントは仕上がりのよさを強調。「12ラウンドを戦えるし、一発どこかで(KOパンチが)出てもおかしくはない」と自信をのぞかせた。村田についての印象は「左ジャブと右ストレートがいい」と何度か繰り返した。

 トレーナーには元WBA・L・ヘビー級王者のエディ・ムスタファ・ムハマドさんが付いている。コンビを組んで4ヵ月というが、「村田はいい選手だが、準備はもうできているよ」。かつて村田がアメリカで練習した際に、ムスタファさんは村田のパートナー側に付いたことがあるといい、「その時よりもよくなっているけどね」と不敵に笑った。

 ブラントはメディア向けにシャドーとバッグ打ちを行った。右のボクサーパンチャー。WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズン1に参戦してS・ミドル級で戦ったが(元L・ヘビー級王者ユルゲン・ブリーマーに判定負け)、そこまで体は大きくはない。

村田は軽いシャドーで公開練習を切り上げた

 ブラントと入れ違いでジムに姿を現した村田は、ニアミスをした挑戦者について「僕よりサイズは小さいかと思うけど、まあ明日また会いますし」と特に感想を述べず。「ブラントは指名挑戦者ですし、いい選手。ボクシング的にもまとまっている」と語り、「僕は練習してきたことを出すだけです」と語った。

 こちらは当初の予定通り、体をほぐして軽いシャドーを披露。減量も順調で、この日は久々に訪れたトップランクジムの雰囲気をじっくり味わっているようだった。決戦まであと3日──。

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