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小澤瑶生が日本女子フライ級王者に

レジェンド池山直vs黒木優子 元王者対決はドロー
小澤瑶生が日本女子フライ級王者に

2019年4月15日 4時31分

 フュチュールジム主催の「TO THE FUTURE.25」は14日、京都市のKBSホールで行われた。メインの日本女子フライ級王座決定6回戦は同級1位、小澤瑶生(33=フュチュール)が韓国女子L・フライ級1位、パク・ヘス(31=韓国)を下して新王者になり、OPBF女子S・フライ級に続き2本目のベルトを獲得した。

小澤(左)は長いリーチを生かして日本王座獲得

 セミの元世界王者同士の対決となった女子アトム級8回戦は、49歳の池山直(フュチュール)が黒木優子(28=YuKO)に左ストレートで前半リードされたが、後半に粘りを発揮して引き分けた。

緒方(右)はパワーを見せつけてOPBF王座獲得

 OPBF女子L・フライ級王座決定8回戦は、同級1位、緒方汐音(30=寝屋川石田)が同級4位、チャリマエ・サルバドール(20=フィリピン)を5回TKOで破って、保持しているWBOアジアパシフィック女子同級王座と合わせ2冠を獲得した。

◇日本女子フライ級王座決定6回戦
小澤瑶生(フュチュール)[3-0(58-55、59-54、60-53)]パク・ヘス(韓国)
 小澤は長いリーチを生かしてジャブを突き、距離を保ち、1回終盤に右フックを顔面にヒットしてダウンを奪い、早々と優位に立った。5勝1KO7敗1分のパクは小澤の勢いに押されて、打ち終わりを狙うのがやっと。終盤も小澤が右ストレートを再三ヒットしてポイントを奪った。

 16勝6KO5敗とした小澤は「応援していただいて、ずっと世界王者を目標にしてがんばっています」と昨年8月に続き、再度の世界挑戦を願った。

元世界王者対決、池山(右)と黒木は最後まで譲らなかった

◇女子アトム級8回戦
池山直(フュチュール)[引き分け1-1(77-75、76-77.77-77)]黒木優子(YuKOフィットネス)
 後半、池山の粘り強いボクシングが点火され、会場が池山コールで盛り上がった。立ち上がりはサウスポーの黒木が池山の前進をジャブで阻み、左ストレートをヒットして優位に試合を進めた。

 低い姿勢の池山は強引に前進を図り、中盤からは乱打戦に持ち込んだ。左右フックを連打して、黒木のサイドへの動きを止めて、手数で上回った。

 採点は三者三様のドローとなり、池山は「休んでから考えますが、まだまだやりたい」と50歳を迎える令和の新時代も、女子のレジェンドぶりを発揮する構えだ。池山は10勝2KO4敗3分。黒木は18勝8KO6敗2分。

◇OPBF女子L・フライ級王座決定8回戦
緒方汐音(寝屋川石田)[TKO5回2分57秒]チェリマエ・サルバドール(フィリピン)

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