ロンドンのO2アリーナで明日31日（日本時間1日）挙行されるライト級3タイトル戦の計量が30日行われ、WBA“スーパー”&WBO王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）が134.5ポンド（61.01キロ）、挑戦者でWBC1位のルーク・キャンベル（英）が134.25キロ（60.89キロ）を計測。リミット135ポンドを合格した。試合はロマチェンコが保持する2冠のタイトルマッチとマイキー・ガルシアが返上したWBC王座決定戦として行われる。

　ロマチェンコ（13勝10KO1敗）は昨年ホルヘ・リナレス（帝拳）とのダウン応酬戦を制してフェザー、S･フェザー級に続く3階級制覇に成功。ホセ・ペドラサを下して初防衛を果たすと最新の4月の試合でキャンベルと同じ英国のアンソニー・クローラを倒してV2に成功した。

　アマチュア時代、北京、ロンドン五輪連続金メダリストはプロでもパウンド・フォー・パウンド最強と呼ばれる存在。賭け率10倍を超える数字で有利を予想される。

　ホームで挑むキャンベル（20勝16KO2敗）はロンドン五輪金メダリスト（バンタム級）。2年前リナレスに挑んで2-1判定負け。しかしイヴァン・メンディ（フランス）との挑戦者決定戦に勝ってWBC1位を確保した。トレーナーをキューバ人のホルヘ・ルビオから元王者バリー・マクギガンの息子ショーン・マクギガンへスイッチし勝利を期す。

　五輪金メダリスト対決が人気を呼び、チケットは3週間前に完売。米国ではストリーミング配信のESPN+、英国ではスカイ・スポーツが中継する。Photo by Mark Robinson/Matchroom Boxing