再び世界を目指す尾川堅一（帝拳）が12月7日後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」でWBOアジアパシフィックS･フェザー級王者ジョー・ノイナイ（比）に挑戦することが明らかになった。

　尾川は当初9月にもIBF世界同級4位アジンガ・フジレ（南ア）と同級挑戦者決定戦で対戦する予定だったが、これは相手陣営が来日に難色を示していた。尾川サイドはIBFに限らず王座を狙うスタンスに切り替え、今回の試合が決まった。なおフジレは5位シャフカッツ・ラヒモフ（タジキスタン）と戦うという情報がある。

　尾川が挑むノイナイは坂晃典（仲里）との決定戦に勝ってWBOアジアパシフィック王座をゲットし、さる7月には大阪でロンドン五輪銅メダリスト清水聡（大橋）を6回TKO勝ちに破りプロ初黒星をなすり付けるなど、好調なサウスポー（18勝7KO2敗1分）。

　尾川は現在IBFの3位を筆頭にWBA（4位）、WBO（11位）と3団体で世界ランキングを持っている。WBOランク6位のノイナイとは世界ランカー対決になる。