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高山涼深が8回KOで日本S・フライ級ユース王座獲得

2019年10月20日 0時31分

 真正ジムの「第65回リアルスピリッツ」は19日、神戸市中央体育館で行われ、メインの日本ユースS・フライ級王座決定8回戦は、法政大出身でプロ2連続KO勝ちの高山涼深(すずみ、23=ワタナベ)が18年全日本同級新人王で日本同級18位の大橋哲朗(20=真正)に8回KO勝ちでユース王座に就いた。

ダウン応酬の激戦を8回に高山が制した

 セミのフェザー級8回戦で日本同級12位、川島翔平(27=真正)が本田正二郎(29=TEAM10 COUNT)に判定勝ち。3月にフィリピンでWBOアジアパシフイックS・バンタム級王座に挑戦するも敗れて以来の再起を果たした。また、バンタム級8回戦で川端遼太郎(28=真正)が3年ぶりの復活Vを飾った

◇日本ユースS・フライ級王座決定8回戦
高山深涼(ワタナベ)[KO8回35秒]大橋哲朗(真正)
 ともにサウスポーの東西ホープ対決は波乱の立ち上がりとなった。1回、高山が踏み込んで左フックを大橋のテンプルにヒットしてダウンを奪うと、2回は大橋が左ストレートをカウンター気味に決めてダウンを奪い返した。

 ここから大橋のショート連打が目立ち、3、4回は大橋が優勢。しかし、高山も5回に盛り返して左ストレートを浴びせてペースを奪い返した。大橋は6回、手数で優位に立ち、白熱した打ち合いが続いたが、7回に高山が前に出て、大橋を後退させ動きを鈍らせた。

左を決める高山(左)

 8回に高山が一気にラッシュをかけて連打を浴びせ大橋はダウン。なんとか立ち上がった大橋に高山が猛攻、うつぶせに倒れた大橋に陣営からタオルが投入された。

 打ち合いを制し、3連続KOの高山は「初の日本人相手の試合で、簡単には勝てないと思っていた。2回のダウンのパンチは見えなかった。すごく焦ったが、小口トレーナーに落ち着けと指示してもらい、立ち直れた。もっと強くなって来年は日本タイトルにからんでいきたい」と初々しい抱負を語った。大橋は7勝2KO1敗1分。

再起戦に勝利の川島(右)

◇フェザー級8回戦
川島翔平(真正)[3-0(79-73、80-73、80-72)]本田正二郎(TEAM10 COUNT)

◇バンタム級8回戦
川端遼太郎(真正)[TKO1回2分38秒]マリホット・フタジュル(インドネシア)

◇L・フライ級8回戦
大内淳雄(姫路木下)[TKO7回2分50秒]寺次孝有希(ミサイル工藤)

◇S・バンタム級6回戦
与那覇勇気(真正)[引き分け1-1(58-56、56-58、57-57)]岩井尚斗(森岡)

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