チャンピオン高橋悠斗（K&W）に矢吹正道（緑）が挑む日本L･フライ級戦は3月15日に愛知県刈谷市あいおいホールで行われることになった。この試合は第41回チャンピオンカーニバルの一環。

　高橋は10月にベテラン堀川謙一（SFマキ）を判定で破り、初挑戦でタイトル奪取に成功した。身長157センチな体に闘志を詰め込んだ好戦的な選手。11勝5KO4敗。

　挑戦者矢吹はさる12月15日に地元で芝力人（RK蒲田）を5度も倒す快勝でチャンピオンカーニバル挑戦権をつかみ取った。長身の右ボクサーパンチャー型で10勝10KO3敗。

　矢吹が挑戦を決めた試合は高橋も観戦しており、リングに上がってフェイスオフ。互いに勝気な性格であるだけに、本番は盛り上がりそう。

　また、日本フライ級新チャンピオンのユーリ阿久井政悟（倉敷守安）の初防衛戦は3月8日、岡山県岡山市のイオンモールで行われる。挑戦者は1位藤北誠也（三迫）で、これもチャンピオンカーニバル戦。

　阿久井は10月に小坂駿（真正）を初回でしとめて空位の王座を獲得。岡山のジムから日本王者となるのは守安竜也会長以来38年ぶりの快挙だった。14勝10KO2敗1分。

　藤北は挑戦者決定戦を戦うはずだったが、対戦相手の棄権により、計量をパスして権利を獲得した。13勝6KO4敗。