多士済々「日本のバンタム級」魅力のカードを挙げる! ビート3月号より
2024年2月17日 21時14分
2024年2月17日 17時57分
ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンのザ・シアターで16日(日本時間17日)行われたWBC・S・フェザー級タイトルマッチは、王者オシャキー・フォスター(米)が挑戦者12位アブラハム・ノバ(米)に2-1判定勝ち。トップランク社との契約第1戦を飾り、2度目の防衛に成功した。
試合は前半、シーソーゲームが展開された。アウトボクシングで対処するフォスターが左構えにスイッチする場面を見せながら相手をさばく。ノバは断続的に右オーバーハンドを決めて負けていない。5回、ノバのヒジが当たり、以後フォスターは時おり右腕を気にする仕種を見せる。
7回、フォスターが左フック、右アッパーで攻勢をかける。ペースを引き寄せた王者にノバは懸命に手を出して挽回に努める。だがフォスターは挑戦者の前進を巧妙なクリンチワークで阻止。多少の被弾はあるものの、10回までを抑える。11回、フォスターをロープへ詰めたノバが最終回に望みを託す。
しかしノバのアタックを食い止めたフォスターは終了20秒前、右から左フックで挑戦者をマットに落とし締めくくった。公式スコアはジャッジ一人が114-113でノバを支持したが他の2人は115-112、116-111でフォスターがベルトを守った。
セミのWBOインターコンチネンタルS・フェザー級戦は、挑戦者アンドレス・コルテス(米)がスタートから王者のWBO4位ブライアン・シェバリエ(プエルトリコ)を圧倒。4回、シェバリエ・コーナーが棄権をリクエストし、2分17秒コルテスのTKO勝ち。コルテスは21勝12KO無敗。シェバリエは20勝16KO2敗1分。
セミセミではトップランクにサポートされるプロスペクト、地元出身のブルース“シュシュ”カーリントン(米)が右フック一撃でノルウェー在住のフィリピン人、バーナード・トーレスを沈め4回2分59秒KO勝ち。戦績を11勝7KO無敗とした。WBOフェザー級8位カーリントンはNABF、WBOとIBFインターコンチネンタル・フェザー級王座の3冠を獲得した 。 Photos by SUMIO YAMADA
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