8戦目アフマダリエフがローマンに2-1勝利
統一王座獲得最短タイ記録 S・バンタム級戦
2020年1月31日 14時33分
2020年1月31日 13時45分
WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)とWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(比)が4月25日(日本時間26日)、米ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで3団体統一戦を行う。井上陣営が31日、東京・九段下のホテルグランドパレスで記者会見を開いて発表した。
昨年はバンタム級王者たちが集い、真の世界一を決めるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)で優勝を飾り、米大手プロモーションのトップランクと契約。昨年から希望していたカシメロとの統一戦が決まり、「ワクワクしている。バンタム級での4団体統一を目指す上で欠かせない試合。まずはラスベガスでの一発目の試合を危なげなくクリアして次に進みたい」と喜びを口にした。
対戦相手のカシメロはWBO王座を獲得したばかりだが、井上は「フィリピン人らしい荒々しさを持っていて、野性味あふれる選手。危険なハードパンチを持っている」とWBO王者を高く評価。相変わらず油断はなさそうだ。
井上がアメリカで試合をするのは17年9月、カーソンのスタブハブセンターで行ったWBO・S・フライ級王座のV6戦(vs.アントニオ・ニエベス、6回終了TKO勝ち)以来。ボクシングの聖地とも言えるラスベガスでは初の試合となり、「ラスベガスはボクシングの本場というイメージ。そこでメインで試合できることを誇りに思う」と気持ちを高ぶらせた。
“モンスター”の異名が世界で浸透する井上はデビューから19連勝(16KO)をマーク。昨年はバンタム級の王者たちが真の世界一を決めるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)で優勝。初戦、準決勝は圧巻の初回KO勝ち、11月の決勝ではノニト・ドネア(比)と激闘を演じた末に判定勝ち。この試合は全米ボクシング記者協会や世界各国のメディアが選ぶ年間最高試合に多く選ばれた。
最初の世界初挑戦に失敗したカシメロは2012年にIBF・L・フライ級暫定王座を獲得。4度目の防衛戦前日に計量失格で王座をはく奪されると、フライ級に上げてIBF王者アムナット・ルエンロエン(タイ)に一度は敗れたものの、16年5月のダイレクトリマッチで4回TKO勝ちして2階級制覇を達成した。
その後、王座を返上。17年に無冠戦で敗れるなど低迷しかけたが、19年8月にWBOバンタム級暫定王座を獲得して息を吹き返し、その勢いのままテテを倒してモンスター戦のチケットを手に入れた。
■井上尚弥=WBAスーパー・IBFバンタム級統一王者
生年月日 1993年4月10日生まれ 26歳
出身地 神奈川県座間市
プロデビュー 2012年10月2日
戦績 19戦19勝16KO
ニックネーム モンスター
2014年4月 WBC・L・フライ級王座獲得(V1後に返上)
2014年12月 WBO・S・フライ級王座獲得(V7後に返上)
2018年3月 WBAバンタム級王座獲得
2019年5月 IBFバンタム級王座獲得(2団体統一王者)
2019年11月 WBAバンタム級スーパー王座獲得
■ジョンリール・カシメロ=WBOバンタム級王者
生年月日 1989年2月13日生まれ 30歳
出身地 フィリピン・レイテ島オルモック市
プロデビュー 2007年6月3日
戦績 33戦29勝20KO4分
2009年12月 WBO・L・フライ級暫定王座獲得(V1戦で陥落)
2012年12月 IBF・L・フライ級暫定王座獲得(正規王者昇格)
2014年5月 4度目の防衛戦で計量失格、王座はく奪
2016年5月 IBFフライ級王座獲得(V1後に返上)
2019年4月 WBOバンタム級暫定王座獲得
2019年11月 WBOバンタム級正規王座獲得
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