東日本ボクシング協会月間賞選考委員会は4日、2月の月間三賞を発表した。最優秀選手賞には日本ウェルター級新王者の小原佳太（三迫）が、敢闘賞にはOPBFウェルター級新王者の長濱陸（角海老宝石）が選ばれた。

　これまでS･ライト級で日本とOPBF王座、ウェルター級でWBOアジアパシフィック王座を獲得している小原は日本ウェルター級王者の永野祐樹（帝拳）に挑戦。キャリアに勝る小原は左強打が武器の永野を寄せ付けずに7回TKO勝ち。世界ランキングIBF4位の実力を見せつけた。

　長濱はデビューから11連勝のクドゥラ金子（本多）とOPBFウェルター級王座決定戦を争い12回判定勝ち。距離を取ったボクシングで勢いのあるクドゥラをコントロールし、6～8ポイント差をつけた試合が評価された。

　新鋭賞は日本ミドル級13位のワチュク・ナァツ（マーベラス）が選ばれた。ナァツは日本ウェルター級15位の辻本純兵（帝拳）に2回TKO勝ち。全日本新人王対決に勝利しての受賞となった。なお新型コロナイルスの影響により、授賞式の日時は決まっていない。