WBC世界S･ウェルター級王者のジャーメル・チャーロ（米＝写真）がWBAスーパー･IBF同級王者ジェイソン・ロサリオ（ドミニカ共和国）との統一戦をアピール。主戦場とするPBC（プレミアボクシングチャンピオンズ）のポドキャストで思いのたけを述べた。

　それによるとチャーロは「私にはロサリオが必要が。私は自分がトップであることを証明しなければならない」と統一戦を訴えた上で、トップ選手ながら「私はいつでもロサリオと無観客でも戦う」とあえて強調した。

新型コロナウイルスの感染拡大で試合再開の見通しが立たない中、さまざまなプロモーターが無観客での試合再開を検討している。チャーロは無観客でもファイトして、テレビ中継により得られる報酬を得たい、という思いが強いようだ。

　双子の兄ジャモールがWBCミドル級王座に就くチャーロ（33勝17KO1敗）は昨年12月、まさかのプロ初黒星を喫したトニー・ハリソン（米）に雪辱して王座返り咲きた。

一方のロサリオ（20勝14KO1敗1分）は今年1月、2冠王者ジュリアン・ウィリアムスをTKOを下し、一気に2本のベルトを獲得した。はたしてチャーロの願いはかなうだろうか。