大学時代はライバル、いまは同門 ライト級で世界目指す三代大訓×宇津木秀 特別対談
2022年9月18日 16時11分
2022年9月18日 15時58分
17日(日本時間18日)ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われたサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真左)vs.ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン=同右)のS・ミドル級4団体統一タイトルマッチは、王者カネロがミドル級2団体統一王者ゴロフキンに明白な判定勝利。同級のWBAスーパー&WBC&WBO&IBFベルトを防衛した。
4年ぶりの両者の第3戦は2回、左フック、右オーバーハンドを決めたカネロがプレスをかけて進行。4回にも左フックを命中させたカネロは5回、右で一瞬ゴロフキンの脚を震わせ、続けて右オーバーハンドを叩き込んで優勢を印象づける。そのままカネロが試合を決めてしまいそうな様子もあったが、ゴロフキンは距離を保ちながら決定打を回避して立ち向かう。
8回、ワンツーなどで反撃の兆しを見せたゴロフキンは9回、右から左フックを打ち込んで同胞のファンを熱狂させる。しかしラウンド後半カネロは左右を返して引く素振りを見せない。終盤カネロはビッグパンチを放って見せ場をつくろうとしたが、ゴロフキンのディフェンスに空を切るシーンが多い。ゴロフキンも攻めあぐみ、スタンドからは不満の声も巻き起こった。
3ジャッジが下したスコアカードは116-112に115-113が2者の3-0でカネロの手が上がった。第1戦、第2戦ともカネロに有利な“ラスベガス・デシジョン”に泣いたゴロフキンだが、この第3戦は逆に実際の内容よりもゴロフキン有にやさしいスコアが下ったとの意見が聞かれる。
比類なき王座を守り、再起を果たしたカネロは「みんなのサポートがあったから(ビボル戦の)敗北から立ち上がれた。敗北が恩恵を与えてくれる。GGGは本当にグッドファイターで、ストロングで、だから我々はここで戦った。私は前進して試合をつくった」とコメント。
またドミトリー・ビボルとの再戦に関しては「もちろん、みんなが希望しているし自分でもやりたい。体を休めてからもっと強くなって対戦したい」と前向きな姿勢を示した。
一方キャリア2敗目を喫したゴロフキンは「ボクシングにとってハイレベルなファイトが有益だ。彼の顔を見てくれ、私の顔を見てくれ、この試合のレベルとクオリティが高かった証だ。カネロはクレバーにテクニカルに戦い、チェスのような試合だった」と振り返った。
また今後キャリアを続行させるかについては「もちろん。私にはまだまだプランがあるし、約束が残されている。ミドル級のチャンピオンでもあるし」と主役であり続けることを強調した。(三浦勝夫) Photos by SUMIO YAMADA
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