真正ジムは25日、9月26日に神戸市立中央体育館で開催する「リアルスピリッツvol.68」の概要を発表した。昨年2階級制覇に失敗した元WBA世界S･バンタム級王者の久保隼（真正＝写真）がメインイベンターを務めることになった。

　2017年9月の初防衛戦でダニエル・ローマン（米）にS･バンタム級王座を奪われた久保は昨年5月、中国でWBAフェザー級王者シュ・ツァン（中）に挑戦したものの6回TKO負け。9月の試合は、2014年中日本フェザー級新人王の五十嵐嵩視（トコナメ）と58.0キロ契約8回戦となった。

久保のコメント「今の世の中になり、改めて思うのは、好きな事をやっていていいのが、単純に幸せだという事。ファミコンやっている子供と同じなんですよね。やる時に『よし何時間でやめる！』なんて思っていないはず。親に『止めろ！』と言われるまでやってやるぜって思ってるはずです。自分がボクシングを続けると下した決断に、誇りを持って頑張りたいと思います」

　セミファイナルはWBO女子世界アトム級タイトルマッチで、王者の岩川美花（高砂）が鈴木菜々江（シュウ）の挑戦を受ける。また、6年ぶりに復帰する元日本バンタム級王者、大場浩平（サンライズ）と2018年全日本フライ級新人王、湊義生（JM･加古川）の試合も組まれた。

　試合は座席数を制限した客入れ興行となる。メインとセミの模様は、同ジムの公式ユーチューブチャンネル「ボクシングリアル」で生配信を予定している。