強豪が集結する激戦クラス、ウェルター級のWBA“レギュラー”王座決定戦が明日6日（日本時間７日）ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われる。5日の計量で同級1位位ヨルデニス・ウガス（キューバ）がリミットの147ポンド（66.68キロ）、同6位アベル・ラモス（米）が146ポンド（66.22キロ）を計測し合格した。

　五輪銅メダリストのキューバ人ウガス（25勝12KO4敗＝34）は一時負けが込んだ時期があったが、16年に復帰して同胞のイスマエル・サラス・トレーナーとコンビを組むと強豪相手に8連勝をマークした。

　余勢を駆って昨年、WBCウェルター級王者（当時）ショーン・ポーター（米）に挑み善戦。1-2判定負けだったが、その後2連勝。ウェルター級のダークホース的存在になっている。

　一方アリゾナ州が地元のラモス（26勝20KO3敗2分＝29）は最新試合でウガスが連勝中に下したブライアント・ペレーラ（米）に最終10回1秒を残して逆転TKO勝ち。予想は不利だが、一発に威力があるだけにウガスとしても気の抜けない試合となりそうだ。

　WBAのウェルター級はスーパー王者にマニー・パッキアオ（フィリピン）が君臨。先月ロサンゼルスの同じ会場でジャマル・ジェームス（米）が決定戦で暫定王座に就いている。またゴールド王者は連続KO勝ちで話題のバージル・オルティス（米）が占めている。Photos by Sean Michael Ham