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フランプトン戦に向け傷が不安材料

へリング失格勝ち オケンドとの乱戦制しV2 
フランプトン戦に向け傷が不安材料

2020年9月6日 14時50分

 ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで5日(日本時間6日)挙行されたWBO・S・フェザー級タイトルマッチは、王者ジャメル・へリング(米=写真)が挑戦者ジョナタン・オケンド(プエルトリコ)に8回終了失格勝ち。昨年、伊藤雅雪(横浜光)から奪った王座の2度目の防衛に成功した。

 へリングのコロナウイルスの陽性反応により2度延期された対戦は、サウスポーのへリングにオケンドが前進して攻略を試みる。しかし3回、へリングの見事な左アッパーが命中しオケンドは腰からダウン。王者がそのままペースを握るかに思えた。

 しかし一回り小柄なオケンドは顔面が腫れ上がりながらも懸命に肉迫。5回、ヘッドバットが発生。へリングは右目をカットして出血。トニー・ウィークス主審は意図的な頭突きと判断しオケンドに減点1を科す。

 試合はその後クリンチが多発。もみ合いで両者とも有効打を打ち込めない。8回が終わるとへリングのチーフセコンドが右目の出血を理由に棄権の意思表示。ドクターもストップを促す。ウィークス主審は反則によるカットと判断し、へリングの失格勝ちとなった。

 へリングは22勝10KO2敗。次戦で元2階級王者カール・フランプトン(英)の挑戦を受けることが濃厚で傷の経過が心配される。オケンドは31勝19KO7敗。へリング側が棄権したと主張し裁定に不満を表した。

 セミ格ではWBO・S・ミドル級8位スティーブ・ネルソン(米)がデアンドレ・ウェア(米)に6回2分24秒TKO勝ち。NABO王者のネルソンは17勝14KO無敗。常勤の消防士ウェアは13勝8KO3敗2分。

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