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オサムジムの名物会長、渡辺治氏が死去

2020年9月16日 23時56分

 オサムジム会長の渡辺治氏(写真)が8月に亡くなっていたことが16日分かった。82歳だった。同日開催された東日本ボクシング協会の理事会で明らかになったもので、オサムジムは新たに中富久トレーナーが会長に就任、名義変更が承認された。新ジムは埼玉県越ケ谷市内に移転する。

 渡辺氏は宮城県志田郡出身。1958年にプロデビューし、60年に日本フェザー級王者の高山一夫に挑戦して判定負けするも、翌月に元世界ライト級王者ラウロ・サレス(メキシコ)と引き分けて存在感をアピールする。

 63年にライト級で日本ライト級王者の小坂照男に挑戦失敗。64年にさらに階級を上げ日本ウェルター級王者の渡辺亮を下してタイトルを獲得。初防衛戦で敗れて引退した。生涯戦績は26勝4KO13敗7分。

 引退後の1974年に埼玉県大宮市(現さいたま市)でジムを開き、日本バンタム級王者の尾崎恵一、ヘビー級の西島洋介山(OPBFクルーザー級王者)、日本S・ライト級王者の小野寺洋介山らを育てた。

 会長時代はテンガロンハットがトレードマークで、宇宙パンチや手裏剣パンチなど奇抜なアイデアをメディアにアピールするなど名物会長として存在感を示した。

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