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“静岡から世界へ” 木村蓮太朗がTKOでプロ2連勝

2020年9月28日 0時48分

 駿河男児ジム主催の興行が27日午後、静岡県富士市のふじさんめっせで行われた(無観客試合)。セミの58kg契約の6回戦では、注目の元アマチュア全日本王者の木村蓮太朗(駿河男児)が地元リングでプロ2戦目に臨み、岩屋卓史(寝屋川石田)に5回2分31秒TKO勝ちを飾った。

5回に青コーナーからタオルが投入された

 試合は初回からサウスポー木村が技術、パワーで岩屋を圧倒し、ほぼ一方的な展開に。しかし岩屋も亀のようなガードとタフネスを発揮して耐える。3回のアッパー攻撃など、ダウンに繋がってもおかしくないブローを何発も決めたが、岩屋はケロリとしている。

「倒すのは無理」と木村も判断したものの、ここで作戦を切り替え、無理に倒しに行かずリラックスしながらチャンスを待った。そして5回、左をクリーンヒットした直後、すかさず左右連打を見舞い、ここで岩屋の青コーナーからタオルが投げ入れられて試合終了。

「2回までに倒したかったが、想像以上にタフだった。結果的に5回でストップ勝ちは収穫が大きかった。100点に近い内容」と、木村はこの日の出来を自賛した。リング上での勝利者インタビューでは「チャンピオンになります」と高らかに宣言した。

カリスマ王者を目指す木村

 ただ世界チャンピオンになるのではなく、「辰吉さんや畑山さんのようにカリスマ性のある世界チャンピオンになりたい」。究極の目標は世界だが、「その前に日本でも東洋でもいいからやりたい」と強気の姿勢をアピールしていた。

 木村(23歳)はこれでプロ2戦ともKO勝ち。次戦は12月10日に後楽園ホールで予定している。敗れた岩屋(32歳)は4敗目(4勝)。

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