WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者、井上尚弥（大橋）の最終調整の様子が本日も大橋ジムから届いた。井上は31日（日本時間1日）、米ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターでジェーソン・モロニー（オーストラリア）との防衛戦に臨む。

　井上ファミリーより3日遅れてラスベガス入りした大橋秀行会長、トレーナー陣がPCR検査で陰性とわかり、現地時間23日からトップランクジムの立ち入りを許可された。

　メンバーたちの残り時間を教える声がジム内に響き、井上は「みんながそろって横浜のジムの雰囲気。それぞれの役割が整って気が引き締まる思い」と試合に向けての気持ちをさらに高めた様子だ。

　久々に井上の動きを生で見た大橋会長は「日本にいたときの絶好調に近い状態から変わりなく安心した。ミット打ちやサンドバッグを打っているときのヒザのバネや柔軟性が完璧に近い」と仕上がりぶりに太鼓判を押した。

　試合の模様は11月1日（日）午前10時30分からWOWOWプライムで生中継される。ゲスト解説はWBAミドル級王者の村田諒太（帝拳）。写真提供＝大橋ジム