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WBCフライ級のマルティネスは圧勝

ロマゴン貫禄の50勝目 WBA・S・フライ級防衛 
WBCフライ級のマルティネスは圧勝

2020年10月24日 15時39分

 メキシコシティで23日(日本時間24日)開催されたトリプル世界戦の一つ、WBA・S・フライ級タイトルマッチは、スーパー王者のロマゴンことローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳、写真)が挑戦者イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)に12回3-0判定勝ち。4階級制覇王者のロマゴンはS・フライ級2度目の王座の初防衛に成功した。

ロマゴン(左)はしっかり仕事をした

 23歳とロマゴンより10歳年少ながら3度目の世界挑戦となるゴンサレスが身長とリーチ差を生かして立ち向かう。しかし徐々にペースアップしたロマゴンは重厚な連打を浴びせて挑戦者を自由にさせない。パワーの違いか、ロープを背にする場面が多くなった挑戦者に毎ラウンド、ロマゴンの強打が吸収される。

 ディフェンスでもブロッキングの巧さを披露するロマゴンが一枚上。8回、右強打で一瞬ロマゴンの動きを止めたゴンサレスだが、大勢に影響はなく終盤へ。ロマゴンのアタッキングマシーンぶりは変わらず、118-110、116-112,117-111のスコアで勝利コールを受けた。

 ストップ勝ちは逃したものの快勝のロマゴンは50勝41KO2敗。メインで勝利を飾ったWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦を見据える。世界戦3敗目のゴンサレスは25勝11KO4敗。

マルティネス(左)は体重超過の挑戦者を一蹴

 同じリングのWBCフライ級タイトルマッチは、王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)が直前に抜擢され、昨日の計量でリミットを5ポンド以上もオーバーして失格したモイセス・カジェロス(メキシコ)に2回2分42秒TKO勝ち。楽々2度目の防衛を果たした。

 コンディション不良が明らかなカジェロスにマルティネスは左右でいきなり倒して優勢。初回終了ゴングにこぎ着けたカジェロスだが、2回またも王者のアタックに晒され、最後は連打を食らってあえなくストップされた。“レイ”(キング)マルティネスは17勝12KO1敗。Photos: Ed Mulholland / Matchroom

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