あす31日（日本時間1日）ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで開催されるWBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチの計量が30日行われ、王者の井上尚弥（大橋）は117.7ポンド（53.39キロ）、WBA2位、IBF4の挑戦者ジェーソン・モロニー（オーストラリア）が117.9ポンド（53.48キロ）でリミットの118ポンドをクリアした。

　井上は計量を終えるとモロニーとフェイスオフ。火花を散らして対戦の機運を高めた。井上は17年9月に米カリフォルニア州、19年5月にイギリスで試合をしており、今回が海外3戦目。聖地ラスベガスでの試合は初めてで、“モンスター”がどんなパフォーマンスを見せるのか世界の注目が集まる。

　井上は当初、4月にWBO王者ジョンリール・カシメロ（フィリピン）と対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響により延期に。昨年11月、WBSS決勝で激闘を演じたノニト・ドネア（フィリピン）戦以来のリングとなる。

　アンダーカードに出場する日本S･ライト級1位の平岡アンディ（大橋）は140.9ポンド（63.91キロ）、対戦相手のリッキー・エドワーズ（米）は140.7ポンド（63.82キロ）で合格した。平岡は昨年12月に続いてのラスベガス登場となる。

　試合の模様は1日午前10時30分からWOWOWエキサイトマッチSPが生中継。フジテレビが同日午後8時から特別番組を放送する。写真提供＝大橋ジム