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藤岡奈穂子あす3階級制覇に挑戦、WBOバンタム級

2015年10月18日 14時48分

 WBA女子世界S・フライ級チャンピオンの藤岡奈穂子(竹原&畑山)が19日、後楽園ホールでWBCアジアS・フライ級王者ユー・ヒージョン(韓国)とのWBO女子世界バンタム級王座決定戦に挑む。18日に都内で計量と記者会見が行われ、藤岡は55.0キロ、ユーは55.1キロでパスした。

ともにアンダーで計量を終えた藤岡(左)とユー

 日本女子ボクシングをけん引する40歳の藤岡が3階級制覇に挑む。ミニフライ級からクラスを上げてきた女王は「ようやくS・フライ級の体になってきたくらい」と言うように、この日の計量は減量なしで500アンダー。バンタム級では体格差が気になるところだが、「ずっと女子ボクシングがどうやったら盛り上がるか考えてきた。自分にとっては複数階級制覇がアピールすることにつながると思う。明日しっかり獲って、4階級、5階級とつなげていきたい」と力強く言ってのけた。

 挑戦者のユーはトレーナーで夫のベ・ヨンギルと来日。ちなみにベはWBCミニマム級9位につける現役世界ランカーで、11月24日にタイのバンコクでWBC王者ワンヒン・ミナヨーティン(タイ)に挑戦することが決まっている。

 夫婦で世界チャンピオンを目指すユーは15勝6KO2敗の35歳。マイナータイトル獲得の経験はあるものの、キャリアでは世界戦が7試合目となる藤岡(13勝6KO1敗)に大きく劣っている。それでも記者会見では終始落ち着いた様子で「藤岡選手は日本で一番強い選手だと聞いているので試合ができて光栄。あすは全力で戦う」と謙虚に豊富を語った。

 セミファイナルには竹原&畑山ジム期待の丸亀光が登場。日本S・バンタム級4位ジョナタン・バァトと10回戦を行う。同門の日本バンタム級12位、上林巨人は細貝淳(郡山)と54.0キロ8回戦。

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