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WBC新設のブリッジャー級 6月に初代王座決定戦開催へ

2021年3月30日 10時46分

 WBCが新設したクルーザー級とヘビー級の間に位置するブリッジャー級についにチャンピオンが誕生する――。ESPNはWBCがオスカル・リバス(コロンビア)とブライアント・ジェニングス(米)に同級王座決定戦をオーダーし、6月19日にカナダで開催される方向で話が進んでいると報じた。

こちらはヘビー級世界戦経験もあるジェニングス

 ブリッジャー級は200ポンド(90.72キロ)から224ポンド(101.60)キロでいわば軽めのヘビー級。WBCは昨年11月の新階級設置発表から準備を進め、25位までのランキングを作成した。リバスは1位、ジェニングスは3位にランクされている。

 カナダに居住するリバス(27勝19KO1敗)は19年7月、ディリアン・ホワイト(英)とWBCヘビー級暫定王座決定戦を行い、9回にダウンを奪ったものの判定でプロ初黒星を喫した。ジェニングスとは19年1月に対戦し、接戦の末に12回TKO勝ちを収めている。

 ジェニングス(24勝14KO4敗)はリバスに続き無敗のプロスペクト、ジョー・ジョイス(英)にも敗れて連敗中。15年には世界王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)に挑戦して判定負け。残る1敗はWBA暫定王者ルイス・オルティス(キューバ)戦で、敗れた相手はいずれも強豪ばかりだ。

 19年1月の対戦でリバスは234ポンドだったが、今月16日の試合では221.25ポンドまで落としており、新階級進出の準備は万全といったところか。一方のジェニングスはリバス戦で225.25ポンド、ジョイス戦で226ポンドだから体重は問題なさそうだ。

 階級増設には批判の声もあり、いまのところ他団体があとに続く様子はない。まずはWBCがどのような運営をし、ファンにどれだけ受け入れられるのか、様子を探っているのかもしれない。Photo by SUMIO YAMADA

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