元世界ヘビー級統一王者イベンダー・ホリフィールド氏（58）がエキシビションマッチでリングに上がることになった。ラストファイトから10年が経過するホリフィールド氏の相手は宿敵のマイク・タイソン氏（54）ではなく、タイソン氏が現役最後に対戦したケビン・マクブライド氏（アイルランド＝47）と対戦する運びとなった。ESPNドットコムが伝えた。

　スケジュールは6月5日で、ライト級統一王者テオフィモ・ロペス（米）がジョージ・カンボソス（豪州）と防衛戦を予定するイベントが有力と報道される。ロペスvs.カンボソスは米国ネット企業のトリラーが入札で興行権を獲得。昨年11月、タイソン氏とロイ・ジョーンズ氏のエキジビションを主催したトリラーは、ホリフィールドvs.タイソン第3戦（エキシビション）を企画したが交渉は成立しなかった。

　それでもファンは耳噛み事件の因縁があるホリフィールドvs.タイソンの実現を望んでおり、トリラーはまずホリフィールドvs.マクブライドを締結して状況を打開したい意向のようだ。

　相手を務めるマクブライド氏は2005年6月、タイソン氏に6回TKO勝ち。最終戦は11年7月だった。