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ヘビー級王者候補デュボア トップ戦線復帰に向けあさって登場

2021年6月4日 10時10分

 英国ヘビー級のチャンピオン候補、ダニエル・デュボアが5日(日本時間6日)、同国テルフォードでボクダン・ディヌ(ルーマニア)とWBAヘビー級暫定王座決定戦を争う。デュボアは昨年11月、ジョー・ジョイスとの無敗イギリス対決に敗れて以来の復帰戦となる。

 23歳で将来を嘱望されるデュボア(15勝14KO1敗)は昨年11月、35歳のリオデジャネイロ五輪銀メダリスト、ジョイス(12勝11KO)に10回TKO負けを屈してキャリア初の挫折を味わった。しかし、その才能を評価する声は高く、今回は暫定ながらWBAタイトルマッチのチャンスに恵まれた。

 デュボア自身は英メディアの取材に対し、「私はジョーとの再戦を願っている。何かをすれば彼に勝つことができたと思っている。完膚なきまでにやられた訳ではない。私はあの試合は接戦だったと思っている」と雪辱に強い意欲を示し、「これからどういう道をたどるかは時間がたてばわかるだろう」と話した。

 ヘビー級は現在、ツートップの一角、WBC王者のタイソン・フューリー(英)が7月24日、前WBC王者デオンテイ・ワイルダー(米)との第3戦を行うと報じられている。もう一人のトップ、3冠王者のアンソニー・ジョシュア(英)はオレクサンデル・ウシク(ウクライナ)戦が有力と見られ、この2人が直近の試合をクリアして頂上対決に挑むとなれば、他の選手にチャンスはなかなか回ってこない。

 クイーンズベリープロモーションズのフランク・ウォーレン氏は「この試合の勝者は来年のどこかの時点でWBAタイトルを争うことができる」と話し、デュボアにまずはWBAタイトルを獲らせたい考え。ただし、WBAはジョシュアがスーパー王者に君臨し、正規王者にトレバー・ブライアン(米)、休養王者にマヌエル・チャー(ドイツ)と複雑な状況。いずれにしてもデュボアは再び豪快なKOを積み重ねて存在感を示していくしかないだろう。

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