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亀田興、韓国でダウン喫す大苦戦のV8

2013年11月19日 23時22分

 WBA世界バンタム級チャンピオンの亀田興毅(亀田)は19日、韓国・済州島の済州グランドホテルで同級14位の孫正五(韓国=ソン・ジョンオ)と防衛戦を行い、2-1の判定で8度目の防衛に成功した。格下と思われた孫を相手にダウンを喫する苦戦だった。採点はハーフポイント制で行われ、2者が115-112、114.5-114で亀田、1者が115.5-113.5で孫を支持した。亀田は5試合連続の判定防衛。

 この試合が11ヵ月ぶりのリングとなる32歳の孫と亀田の一戦。亀田としては格の違いを見せつけたいところだったが、そう簡単に試合は進まなかった。

亀田興毅韓国(ボクシングニュース)
まさかの大苦戦を強いられた亀田(右)

 20勝6KO4敗の数字が示すように、孫はパンチ力に欠け、スピードもなかったが、ガードを高く掲げて亀田に向かっていった。亀田は孫のパンチをブロックしながら左ストレート、ボディブローを打ち込んでいった。

 序盤の亀田は冷静に戦っていたが、孫が5回に右ストレートで亀田をのけぞらせ、さらに右フックをヒットさせたあたりから少し余裕がなくなった。それでも亀田は6回に足を使って立て直し、7、8回と連打で攻勢をアピール。しかし孫も動じるところなく、8回には有効なパンチで亀田の左目上部を切り裂いた。

 亀田はいったん立ち直ったかに見えたが、9回には孫が亀田をロープ際まで下がらせる。偶然のバッティングながら亀田は右目上部もカットした。そして10回、孫が左フックをヒットさせると、亀田がキャンバスにヒザをつきダウンを宣告された。

 勢いづいた孫は11、12回も攻勢。試合は判定に持ち込まれ、採点が発表されるまでに時間がかかったが、軍配は亀田に上がった。亀田は32勝17KO1敗。Photo/SUMIO YAMADA

亀田「コンディションは良かったけどピリッとしなかった。自分のボクシングを見つめ直したい」
孫「勝ったと思っている。日本のファンも私が勝ったと思っているだろう」

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