中谷潤人（M.T）がWBO王者に君臨するフライ級で、WBC王者フリオ・セサール・マルティネス（メキシコ）があす26日（日本時間27日）、メキシコ・グアダラハラのドーム・カルカルデで3度目の防衛戦を行う。前日計量は挑戦者のホエル・コルドバ（メキシコ）ともどもフライ級リミット112ポンド（50.80キロ）で合格した。

　最近8ヵ月で2度防衛戦をキャンセルしたマルティネスは昨年メキシコシティで行ったモイセス・カジェロス（メキシコ）戦以来のリング。「失った時間を取り戻す」と復帰の心境を明かし気合を入れる。挑戦者のコルドバは19年に、日本で井岡一翔と比嘉大吾と戦った元王者フアン“チュリートス”エルナンデス（メキシコ）にストップ勝ちしたのが出世試合。アップセットを目指す。

　同じリングで行われるWBA･L･フライ級暫定王者ダニエル・マテヨン（キューバ＝WBA1位）vs.挑戦者2位ホセ・アルグメド（メキシコ）は2人とも107.6ポンド（48.81キロ）を計測。リミット108ポンドをクリアした。このクラスはWBAスーパー王者が京口紘人（ワタナベ）、レギュラー王者にエステバン・ベルムデス（メキシコ）が君臨する。Photo by Ed Mulholland / Matchroom