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ホープ村田昴 ラスベガスデビュー戦TKO勝ち 前ミドル級王者ブラントは完敗

2021年6月27日 11時52分

 アマチュア4冠のホープ、村田昴(帝拳=写真)が26日(日本時間27日)、ラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガスのロマチェンコvs.中谷正義の前座でプロデビュー。S・バンタム級4回戦でケヴェン・モンロイ(米)に2回1分42秒TKO勝ちを収めた。

 村田は立ち上がりから左ボディを決めるなどいきいきとした動き。2回に相手をロープにつめて左でダウンを奪いTKO勝ちした。村田は和歌山・貴志高時代に高校3冠、14年のユース・オリンピックで銅メダル、日大に進んだ18年に全日本選手権バンタム級で優勝している。

 セミのWBOグローバル・ミドル級王座決定戦は、WBO2位のホープ、ジャニベック・アリムハヌリ(カザフス他オンが)村田諒太(帝拳)との2戦で知られる前WBAミドル級王者のロブ・ブラント(米)に8回終了TKO勝ちした。

 リオ五輪に出場しているホープ、サウスポーのアリムハヌリが初回からジャブ、ボディへの左ストレートでペースをつかんだ。2回には左ストレートを早くもヒット。ブラントはジャブを突きながらピッチを上げていこうとするが、アリムハヌリはカウンターもうまく、なかなか距離を詰めることができない。

 優勢のアリムハヌリは6回立ち上がり、ワンツーを決めるとブラントが一瞬間を置いて自らヒザをついてダウン。ブラントは脚を使ってここをしのいだが、アリムハヌリはワンツー主体のボクシングでさらにリードを広げ、8回にはボディ攻撃でブラントを防戦一方に回らせる。8回終了時にブラントのコーナーが棄権を申し出た。

 前世界チャンピオンに感傷して世界挑戦をアピールしたアリムハヌリは10勝6KO。いいところなく敗れたブラントは26勝18KO3敗。19年7月、村田諒太に敗れて以来のTKO負けとなった。

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