箕輪が東洋女子フライ級王座奪回 元日本王者の源大輝は3年ぶり勝利
2021年12月3日 8時25分
2021年12月3日 0時21分
世界をうかがう中量級期待の星、三代大訓(ワタナベ)が2日夜、後楽園ホールのメインカードに登場、元日本ライト級王者の西谷和宏(VADY)から2度のダウンを奪って6回2分1秒TKO勝ちを飾った。
三代は元世界王者の伊藤雅雪(横浜光)を下して以来、約1年ぶりの試合。3月には4度守った東洋太平洋S・フェザー級王座を返上して世界を見据えている。60.5キロ契約の無冠戦は三代が島根出身、西谷が鳥取出身という珍しい「山陰対決」となった。
正統派の2人はまず左ジャブの差し合いからスタート。三代はこの試合に向けて「脱力」をテーマに練習してきたという。リキまずに戦うことを心掛け、実際最近になく抜群の安定感があり、初回から右ストレートを決めて優勢裡に試合を運ぶ。西谷も堅いブロックで決定打を許さず応戦する。
しかし5回に大きなヤマ場が待ち構えていた。三代が踏み込み鋭い右ストレートを直撃。西谷はたまらずキャンバスに沈んだ。昨年の尾川堅一(帝拳=現IBF世界S・フェザー級王者)の強打に最後まで耐えた西谷だけに、このもろさは意外だった。西谷は辛くも立ち上がったところでこの回終了ゴング。ここで一瞬コーナーを間違えるほどダメージは深かった。
それでもここはキャリア27戦のベテラン。6回が開始されると消極的になる替わりにサウスポーにスイッチして手を出し形勢逆転をはかる。しかし打ち合いの際に三代の右がカウンターとなってさく裂。再びダウンすると、松原主審がノーカウントで試合をストップした。
着々と世界に近づいている三代は、「いい勝ち方ができたので、次は世界の中堅どころかランカーとやりたい」と、すぐに世界挑戦を口にしない大人の対応。この日のテレビのゲスト解説を務めたアマチュアの岡澤セオンとは同じ中央大学で1学年先輩。岡澤が世界選手権に優勝して賞金10万ドルをゲットしたことがより刺激になったと認め、「後輩に負けたくないですから」というコメントを口にした。
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