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今週末WBCヘビー級王者フューリー防衛戦 3団体統一チャンピオンのウシクも熱視線

2022年4月19日 17時00分

 今週末の海外ビッグイベントが23日(日本時間24日)、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われるWBCヘビー級タイトルマッチだ。王者のタイソン・フューリー(英)が暫定タイトルを持つ挑戦者ディリアン・ホワイト(英)を迎える。

フューリー(左)とウシク。将来の対戦はあるのか

 カリスマ王者のフューリーの3年8カ月ぶりの母国登場で、当日のウェンブリー・スタジアムには9万人の観客が見込まれている。同胞のホワイトには健闘が期待されるが、予想はフューリーに大きく傾いており、試合の興味は早くも“その次”に向きがちだ。

 この試合に熱視線を送っているのがWBA、IBF、WBOの3冠を保持するオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)だ。ウシクのプロモーター、アレクサンデル・クラシュク氏は「マネジャーのエジス・クリマスと私はリングサイドで土曜日の試合を観戦する予定だ。合宿中のウシクはテレビで観戦することになるだろう」とスカイスポーツに語っている。

 ウシクは昨年9月、イギリスのスター選手、アンソニー・ジョシュアを下してヘビー級3団体統一王者となった。次はジョシュアとの再戦が予定されているが、ロシアのウクライナ侵攻でプランに狂いが生じ、現在は夏開催を目指して調整が進んでいる。

 このリマッチの勝者がフューリーと4団体統一戦を行う――というのがファン待望のシナリオだ。フチューリーは一時、ホワイト戦を終えて引退すると口にしたこともあったが、現在は「ホワイトのことだけを考えている。引退のことは考えていない」と話している。

 言うまでもなく、すべての話はフューリーがホワイトに勝利するのが大前提。ジョシュアはアンディ・ルイスJr(米)に足元をすくわれ、再戦で勝利したもののウシクに敗れて無冠となった。まずは週末のフューリーvs.ホワイトに注目したい。

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