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東京オリンピック金の入江聖奈 関東大学トーナメント優勝も2階級アップで“苦戦”

2022年7月18日 10時30分

 アマチュアの関東大学ボクシングリーグ戦2部最終戦とトーナメントの決勝が17日、藤沢市の神奈川県立スポーツセンターで行われた。女子トーナメントのL・ウェルター級には東京五輪金メダリストの入江聖奈(日本体育大学)が出場し、高橋美波(早稲田大学)と3ラウンドを戦い5-0の判定勝ち。女王の貫録を見せつけて優勝を果たした。

入江はこの右でスタンディングカウントを呼び込んだ

 昨年に続き同じ相手との対戦となったが、入江の口から「苦戦」の言葉が出たように会心とはほど遠い内容だった。フェザー級から2階級上げ減量せずにリングに上がったため体の切れが悪く、高橋の右を浴びる場面も。

 しかしポイントを失うことはなく、3回には右ストレートを決めてスタンディングカウントを聞かせた。ここは追撃したものの、ストップには持ち込めず。「RSCで勝ちたかった……」と悔しがっていた。

 高橋の成長を認め「勝ってやろうという気持ちを感じた」と語る一方で、自身の出来については「金メダリストらしい試合をしようと見栄を張っている部分があるのはよくないですね」と反省していた。

 それでも主将としてチームの勝利を計算してL・ウェルターに上げた効果もあり、日体大は女子トーナメント3連覇となる総合優勝を果たした。試合後の入江はチームメートと喜びを分かち合い“聖奈スマイル”を連発していた。

11月の全日本選手権をラストとあらためて明言した入江

 なお今後については11月の全日本選手権が現役最後の大会になると改めて断言。大学卒業後は大好きな蛙の研究を続けるため、大学院進学を目指している。

 この日同じ会場で行われた関東大学リーグ戦2部の最終試合は法政大学が専修大学を5-2で下し、通算5勝0敗で優勝。23日に昇格を目指して1部最下位の中央大学を相手に入替戦を行う。

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