日本プロボクシング協会の袴田巌支援委員会は16日、2月6日に開催する元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さんの支援アピール集会に100人の現役、OBボクサーを集めるプロジェクトを始めると発表した。

　86歳になった元プロボクサーの袴田さんは56年前に強盗殺人などの罪で死刑判決を受け、裁判で無罪を訴え続けている。2014年の静岡地裁決定で48年ぶりに釈放されたが、検察がこれに抵抗して裁判の結果は確定していない。昨年12月、差し戻し審の審理が終わり、東京高裁が3月に決定を下すのを前に、ボクシング界も支援活動にギアを入れた。

　ボクシング界は長く袴田さんの支援活動を続けており、12月の東京高裁への要請活動にはL･フライ級2団体王者の寺地拳四朗（BMB）、前WBOフライ級王者の中谷潤人（M.T）が参加した。今回も多くのボクサーの参加を集い“公正なジャッジ”を求める意気込みだ。

　参加対象者は現役のボクサー、トレーナーやマネジャーなどのライセンス保持者、またはライセンス保持をしていた経験者も含める。アピール活動は2月6日（月）の13時30分に日比谷公園集合で1時間ほど。タイトル保持者はベルトを持参し、みんなで協会製作の「袴田さん支援缶バッジ」をつけてアピール活動をする。参加希望者は個人でもジム単位でもいいので下記の宛て先まで連絡を。

■お申込み・お問合せ先
JPBA 袴田巌支援委員会
TEL　03-3812-7447　FAX　03-3812-5260
Email　[email protected]