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協会がPCR検査、選手のホテル費用などを補助

2020年7月3日 16時16分

 日本プロボクシング協会(JPBA)は3日、都内で理事会を開き、PCR検査と計量後の選手の分離など新型コロナウイルス対策に伴う費用の一部をプロモーターに補助することを決めた。

 日本ボクシングコミッション(JBC)とJPBAは、興行再開にあたって出場選手とチーフセコンドに対し、試合前日のウイルス検査を義務付けている。JBCによるとPCR検査は1回1人あたり2万円程度。さらに計量後は選手をホテルに宿泊させて隔離しなければならず、1イベントあたり多い場合は100万円以上の安全対策費用がかかることになる。

 こうした事態を受け、JPBAは安全対策に補助金を出すことを決定。まずは7月から9月までを第1段階として補助金を出し、10月から12月を第2段階として金額を変えて補助を続ける方針だ。

 補助金は出場選手数に応じ、プロモーターに対して一律に支給。使い道は限定されていないが、JPBAの新田渉世事務局長は「健康管理に使っていただきたい」と説明した。なお、補助金額は明らかにされなかった。

 興行再開にあたり、JPBAの花形進会長は「長かった。やっと試合ができる。気を付けなくちゃいけない、再開できてよかった、というのが正直な気持ちです」とコメント。JBCとJPBAは興行再開にあたって最初に抗体検査を実施したが、今後はPCR検査を基本としていく。

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