ライト級4団体統一王者のデビン・ヘイニー（米）と元王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）のタイトルマッチが5月20日に開催される見通しとなった。主催のトップランクCEO、ボブ・アラム氏が米メディアに語っている。

　それによると日にちはほぼ確定で、開催地が決まっていない。ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンはNBAとNHLのプレーオフで押さえられており、候補地はラスベガス、場合によっては中東の可能性もあるという。

　24歳のヘイニー（29勝15KO無敗）は昨年6月、敵地オーストラリアでジョージ・カンボソスJrを下して4団体統一に成功。10月のダイレクトリマッチでも大差判定勝ちで4本のベルトを守った。

　34歳のロマチェンコ（17勝11KO2敗）は20年10月、テオフィモ・ロペス（米）に敗れてライト級3団体王座から陥落。昨年にカンボソスへの挑戦が内定しながら、ロシアのウクライナ侵攻により領土防衛隊入りしてブランクを作り、10月の復帰戦に勝利した。

　若くして隙のないボクシングを見せるヘイニーの防衛か、現役最高ボクサーの一人に数えられるロマチェンコがキャリア終盤にもう一花咲かせるのか。見逃せない試合となるのは間違いない。