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5.20世界戦の中谷潤人が渡米 ラスベガスで2階級制覇し“レジェンド”への足がかりに

2023年3月29日 15時39分

 5月20日(日本時間21日)にラスベガスで開催されるWBO・S・フライ級王座決定戦に出場する前WBOフライ級王者の中谷潤人(M.T)が29日、アメリカに出発前の羽田空港でメディアの取材に応じた。中谷はロサンゼルスでトレーニングを積み、そのままラスベガスに移動して元S・フライ級王者アンドリュー・モロニー(オーストラリア)との王座決定戦に挑む。

渡米する中谷(右)と弟の龍人マネジャー

 中谷はロサンゼルスでルディ・エルナンデス、岡辺大介の両トレーナーのもと、スパーリングを中心とした実戦練習を行う。試合前のロサンゼルス合宿は恒例で、中谷は「12ラウンドのスパーも3、4回入る。集中してやっていきたい」と抱負を語った。井上尚弥がけがで世界戦を延期したこともあり、「気持ちが入りすぎでけがしないように注意したい」といつも以上にコンディショニングには気を遣うつもりだ。

 将来のボクシング界を背負うと期待されている25歳は前日に引退会見を開いた元ミドル級王者、村田諒太さんの話題にも触れた。中量級王者として日本ボクシング史に名を刻んだ村田の偉大さを称えた上で「僕もまたチャンピオンになって(村田のような)レジェンドの立場に立てるようがんばりたい」と決意表明した。

 中谷がレジェンドに近づく手段と考えるのが、パウンド・フォー・パウンド・ランキングに名前を連ね、世界で認められるボクサーとなることだ。そのためには自身2度目となるアメリカのリング(1度目はアリゾナ州ツーソン)、会場は数々の名勝負が繰り広げられたMGMグランド、さらには注目試合のヘイニーvs.ロマチェンコの前座という舞台は自らの存在をアピールする絶好のチャンスと言えるだろう。

 中谷は「アメリカのファンにインパクトを与える試合をしたい。これに勝てばビッグマッチができると思っている」と力強くコメント。インパクトのあるノックアウト勝利を約束した。

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