4月29日に米テキサス州アーリントンで、WBAウェルター級レギュラー王者エイマンタス・スタニオニス（リトアニア）に挑戦する予定だったWBAウェルター級1位バージル・オルティスJr（米）だが、ひとまず試合はキャンセルされた。複数の米国メディアが伝えた。

オルティス（25）は昨年、横紋筋融解症という難病と診断され、キャリア続行が心配された。しかし回復が早く、8月に復帰を果たし戦線に戻った。WBOでもウェルター級1位を占める大器オルティスは3月18日にスタニオニスに挑戦が組まれた。しかしスタニオニスが盲腸炎を患ったため、4月29日に延期されていた。そして今回、オルティスは病状が再発。復調に努めることになった。

オルティスのプロモーター、ゴールデンボーイ・プロモーションズの会長兼CEOオスカー・デラホーヤ氏は「バージルは全力で試合の準備をしていたから、失望は大きい。でも私は彼がこの難局を克服してカムバックし世界チャンピオンに就く目標を今年中に叶えると信じている」とエールを送っている。

試合は延期され、後日、新しいスケジュールがアナウンスされる予定になっている。