WBAバンタム級王座獲得の井上拓真に座間市民栄誉賞 兄尚弥に続いて
2023年4月21日 9時37分
2023年4月20日 11時58分
村田諒太がプロ19戦で「一番印象深い」と打ち明けたデビュー戦。五輪金メダリストの対戦を受けたのが現役チャンピオンの柴田明雄だった。10年前の有明コロシアムで村田と柴田はともに大きな緊張を隠しながら開始ゴングを聞いた。《文:船橋真二郎/ボクシング・ビート5月号より》
日本人48年ぶり2人目、史上初のミドル級・五輪金メダリストのプロ転向初戦は大きな注目を集め、異例の舞台設定がなされた。
対戦相手に選ばれたのは現役の東洋太平洋王者で、S・ウェルター級で日本と東洋太平洋王座も制した柴田明雄。体重はミドル級超73キロ契約の6回戦。試合の模様はフジテレビが日曜夜のゴールデンタイムに二元中継した。
井上尚弥が地元座間で柴田の後輩で日本L・フライ級王者の田口良一を判定で下し、プロ4戦目で日本の頂点に立った直後の午後8時過ぎ。有明コロシアムに試合開始を告げるゴングが打ち鳴らされた。
青コーナーから登場した当時27歳の大物ルーキーはリング中央に進み出ると、迷うことなく体重の乗ったワンツーを柴田の顔面に打ち込んだ。この先手の一撃が結果として勝負を決することになった。
ここから村田が終始先手で攻め、重厚なプレスで追い回す展開になる。柴田も右カウンターを合わせるのだが、忙しくステップを切りながらのパンチでは堅いガードで迫りくる壁を押し戻すことができない。迎えた1ラウンド終盤、痛烈なワンツーにアゴを打ち抜かれ、柴田はたまらずキャンバスに沈んだ。
「1年前にやったスパーリングでもらった見えないワンツーがあるんですけど、あ、俺、何も改善できてなかったんだなって思った記憶があります」。..
柴田が避けられなかった村田の「技術のあるワンツー」とは――村田諒太引退特集は発売中のボクシング・ビート5月号に掲載しています。
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