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デラホーヤ氏がWBCに揺さぶり ミドル級王者チャーロの王座をはく奪、ムンギアの王座決定戦を要求

2023年5月6日 10時02分

ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)のトップ、オスカー・デラホーヤ氏がWBCに対し、ミドル級王者ジャモール・チャーロ(米)の王座はく奪と空位の王座決定戦をソーシャルメディアを通じて要求した。GBPは3日、傘下のハイメ・ムンギア(メキシコ=WBC 2位)とセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ=同3位)の12回戦を発表。試合は6月19日、米カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナで行われる。

ムンギア

チャーロが最後にリングに上がったのは2021年6月19日、フアン・マヌエル・モンティエル(メキシコ)と行った防衛戦が最後。2年近くも不活動を続けるチャーロが王者に君臨するのは理解できない――という声がファンの間でも出始めている。チャーロはテキサス州でロニー・シールズ・トレーナーの下でジムワークを開始したと伝えられるが、試合スケジュールは発表されていない。

WBCのマウリシオ・スライマン会長は以前から「彼(チャーロ)は我々のチャンピオン」と強調し、サポートを約束している。チャーロのブランクに関して同会長は「プライベートな問題」と語るが、具体的な理由は明かしていない。ビッグマッチを求めてS・ミドル級進出もオプションにあるようだ。

チャーロがミドル級に留まる決断を下しても、暫定王者カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)との指名試合が通達されると思われる。それにより、デラホーヤ氏が要求するムンギアvs.デレフヤンチェンコが王座決定戦に承認される可能性は低いが、チャーロの処遇に関してWBCが今後どんな対応を見せるか興味深い。

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