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岩佐2-0判定で初防衛成功、OPBFバンタム級戦

2014年3月25日 21時26分

 OPBF東洋太平洋バンタム級王者で世界3団体で上位につける岩佐亮佑(セレス)が25日、後楽園ホールで同級1位リチャード・プミクピック(フィリピン)を2-0判定で下し、初防衛に成功した。スコアは116-113、116-112、114-114。

岩佐が2-0判定で初防衛成功(ボクシングニュース)
アッパーをカウンターで打ち込む岩佐(左)

 岩佐にとって苦しい試合となった。長身サウスポーの岩佐は初回から距離を取りながら左ストレートやアッパーをこまめにヒットさせたが、背の低いパワフルなフィリピン人の豪快な右フック、ボディブローを被弾する場面もあり、気の抜けない展開が続いた。4回を終わっての採点は2者が39-37で岩佐、1者は37-37だった。

 プミクピックは中盤以降も、ガードを固めて岩佐に攻めさせ、ダンプカーが急発進するかのようにいきなり前に出て攻め込むボクシングを展開。岩佐はいい左をヒットさせ、相手をコーナーに追い込んでコンビネーションを披露するなどしたが、フィリピン人の突進を受けてしまう場面も多く、我慢のボクシングが続いた。

 プミクピックは岩佐のカウンターを食らっても動じることなく、最後まで失速せずにタフネスぶりをアピール。「気持ちで相手にだんだん押された」と苦戦を認めた岩佐は戦績を17勝10KO1敗とした。プミクピックは13勝4KO6敗1分。

赤穂は初回にまさかのダウン

◇53kg契約8回戦
赤穂亮(横浜光)[KO2回2分23秒]リチャード・ガルシア(フィリピン)
 WBC・S・フライ級6位の赤穂は初回、いきなり右カウンターを食らって尻もちをつく滑り出し。自身2度目のダウンに「効いてはいなかったけど動揺した」という赤穂だったが、ここから持ち前のパワーでガルシアに襲い掛かった。
 赤穂は2回、ラフなアタックでから左フックでダウンを奪うと、ガルシアは目を傷めた様子で、一度は立ち上がったものの再びヒザをついてカウントアウトとなった。

◇57.5kg契約8回戦
横山大輔(ワールドS)[引き分け1-0(77-76、76-76×2)]高橋謙太(協栄)
 日本フェザー級7位のサウスポー横山は長身を生かしたアウトボクシングを機能させようとしたが、同じくサウスポー高橋のラフなボクシングに巻き込まれた。初回に両者バッティングで出血し、終盤は激しい流血戦となった。

◇ウェルター級6回戦
越川孝紀(セレス)[3-0(58-56×2、59-56)]クウエ・ピーター(KG大和)
 千葉・習志野高時代にインターハイを制した越川のデビュー戦。右クロスをかぶせながらプレスをかけた越川だが、中盤からはピーターも右もヒットさせて反撃。越川はピーターの粘りに苦しみながらも、時に打ち合い、時に足を使って勝利した。

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