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高山勝成vs大平剛、大みそかIBFミニマム級決定戦

2014年11月25日 17時44分

 ミニマム級で3団体のタイトルを獲得した高山勝成(31=仲里)と日本同級王者の大平剛(30=花形)が25日、東京・渋谷のトータルワークアウトで記者会見を開き、12月31日ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)でIBFミニマム級王座決定戦を行うと発表した。試合の模様はTBS系列で全国放送される。

高山勝成vs大平剛でIBF決定戦(ボクシングニュース)
健闘を誓い合った高山(左)と大平

 空位の王座は前王者フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)の返上によるもの。そもそもWBO王者ロドリゲスは8月、IBF王者だった高山と統一戦を行い、判定勝ちで王座を統一。しかし、早くからロドリゲスは減量苦によるタイトル返上を口にし、結局WBO王座にはとどまり、IBFタイトルを返上。空位のタイトルを3位の高山と6位の大平が争うことになった。

高山は公開練習も行った
 高山は統一戦に敗れて以降、今春入学した名古屋の菊華高に2か月間集中的に通い、その間はロードワークなど自主練を重ねていた。再起戦が自身12度目の世界タイトルマッチとなった高山は「来年だと思っていたので、年内にチャンスがまわってきて感謝している」と心境を述べた。

 大平については「スピーディーで、パンチのスピードも技術も素晴らしい。日本人同士、大みそかで白熱した試合になると思う。目標にしている4団体制覇に向け、必ずこの試合をものにしなければならないと思う」と夢のミニマム級4団体完全制覇に向け、気持ちを引き締めた。

 一方の世界タイトル初挑戦の大平は「自分が世界タイトルをやるというのは、いま記者会見をしていても実感がない。自分のような凡人にとっては1度あるかないかのチャンスだと思うので、死にもの狂いで練習する」と決意表明した。

 確かに大平のキャリア初期は、勝ちと負けを繰り返し、就職して2年半のブランクを作るなど、大舞台には程遠いプロセスを歩んできた。しかし就職した化粧品会社を辞めて09年に復帰し、今年1月に日本タイトルを獲得して2度の防衛に成功。ビッグチャンスを手にした30歳は「高山選手は出入りの激しく、経験とスピードのある穴のない選手だが、みんなの印象に残るような試合をしたい」と語った。

 ボディメーカーコロシアムの大みそか興行は、井岡ジムの元世界2階級制覇チャンピオン井岡一翔、元世界王者の宮崎亮がノンタイトル戦を、日本S・フライ級王者の石田匠が初防衛戦を行うことが発表されている。

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