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中谷潤人が阿久井に圧勝、ユース初代王座MVPも獲得

2017年8月23日 21時28分

 日本ユース初代王座決定トーナメントが23日、後楽園ホールで行われ、注目のフライ級決勝で中谷潤人(M.T)がユーリ阿久井政悟(倉敷守安)を下して優勝するなど3階級で初代王者が決定した。22日と合わせて7階級でユース初代王者が誕生し、中谷が最優秀選手賞に選ばれた。技能賞がS・フライ級の山下賢哉(白井・具志堅S)、敢闘賞にはS・バンタム級の水野拓哉(松田)が選ばれた。なお、同王座はJBC未公認。

多彩なパンチとテクニックを披露した中谷(右)

◇フライ級8回戦
中谷潤人(M.T)[TKO6回2分1秒]ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
 パワーで勝る日本L・フライ級4位の阿久井が前に出て、日本フライ級14位のサウスポー中谷はバックステップを踏みながらカウンターを狙う立ち上がり。しかし中谷は2回、足を使わず距離をつぶして阿久井を封じにかかった。阿久井は迫力のあるパンチを見舞うが、中谷はこれをブロックし、うまくポジションを取って左右の細かいアッパー、ボディブローをコツコツと当てていく。テクニックは中谷が一枚上。接近戦で被弾する阿久井は徐々に削られていく。中谷は内から外から阿久井を攻め、6回に乱打したところでストップとなった。中谷はデビューから無傷の13連勝(10KO)。まさかの完敗で初黒星の阿久井は11勝7KO1敗1分。

水野(右)は石田との激戦を制して敢闘賞

◇S・バンタム級8回戦
水野拓哉(松田)[2-1(77-75×2、76-77)]石田凌太(宮田)
 体格に勝る日本S・フェザー級11位の石田が圧力をかけ、日本S・バンタム級13位の水野が足を使いながらこれに応じる立ち上がり。ともに動きが固く、クリンチが目立ったが、水野が3、4回左とボディを決めて石田の動きを止めた。水野は少し余裕を持ちすぎたか、終盤は石田が盛り返して試合は激戦に。最終回は水野が再びボディ攻めで石田を押し込んだ。初判定勝ちの水野は12勝11KO1敗1分。石田は8勝6KO2敗。

武田(左)は左ストレートをヒットし続けた

◇バンタム級8回戦
武田航(角海老宝石)[TKO8回1分48秒]中村祐人(市野)
 中村がワンツーで積極的に仕掛けるが、サウスポーの武田がジャブと左を正確に合わせていった。2かいに右フックがカウンターで決まり、中村はキャンバスにひざをつくダウン。その後も武田がコンスタントに左を決めて試合を優勢に進めた。中盤は中村がボディ攻撃で武田に迫ったが、8回に武田がコンビネーションを決めたところでストップ。武田は11勝5KO1敗1分。中村は7勝6KO4敗。

日本ユース初代王者の面々

<日本ユース王座決定トーナメント準決勝>
◇S・ライト級6回戦
平岡アンディ(大橋)[TKO3回46秒]吉開右京(島袋)
 長身サウスポーの平岡がジャブで距離を完全にコントロール。初回に右フックで吉開からダウンを奪うと、2回にも右フックをカウンターで決めて2度目を追加。3回にカウンターの左で3度目を奪ってフィニッシュした。平岡は11月11日、後楽園ホールの決勝で小林孝彦(TEAM10COUNT)と対戦する。

◇S・ライト級6回戦
小林孝彦(TEAM10COUNT)[2-0(58-57、58-56、57-57)]大野俊人(石川ジム立川)

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