2016年12月4日日曜日

ガシエフ2-1でレベデフ攻略、ダウン奪いIBF戴冠

  ロシア・モスクワのメガスポーツ・アリーナで3日挙行されたIBF世界クルーザー級タイトルマッチは、挑戦者2位ムラト・ガシエフ(ロシア)がWBA&IBF同級統一王者デニス・レベデフ(ロシア)に2-1のスプリット判定ながら明白な勝利を飾り、ベルトを奪取した。試合はWBA王座はかけられず、レベデフは敗れたものの、失ったのはIBF王座のみとなった。

 リング外の経緯はあったものの、試合は両者とも持ち味を発揮。激しいペース争いが繰り広げられた。サウスポーのレベデフに体格で勝るガシエフがプレスをかけ、王者が迎撃する展開で試合は進行した。

 前半、ガシエフの右強打、レベデフの左強打が命中。互角の攻防は5回、ガシエフの左レバー打ちが決まり、レベデフがダウン。ペースを引き寄せたガシエフは同じ左ボディーを断続的に見舞い、右ストレートを顔面に浴びせてリードを広げる。しかしレベデフは勇敢に対処。8回には左右連打を返して引く素振りを見せない。両目が腫れ出したレベデフは終盤、懸命にチャージ。しかしガシエフもペースは落ちず最後まで見応えのあるパンチ交換が続いた。

 公式スコアは1人が114-113でレベデフを支持したが、他の2者は116-112、116-111でガシエフ。王者が交代した。世界初挑戦で王者に就いたガシエフ(23)は24勝17KO無敗1無効試合。この一戦ではスラッガーぶりを封印してスキルも秀逸なところを披露した。一方、次回はWBAの指名試合となりそうなレベデフは29勝22KO3敗1無効試合。