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サンダース初防衛成功も内容は不本意

2016年12月4日 13時35分

  英スコットランドのペイズリーで3日(日本時間4日)行われたWBO世界ミドル級タイトルマッチは、王者ビリー・ジョー・サンダース(英)が挑戦者10位のアルツール・アカボフ(ロシア)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは116-113、116-112、115-113。

サンダース(右)は不満の残る内容ながらV1

 前ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)がリングサイドで見守る中、サンダースはアンディ―・リー(アイルランド)から王座を奪って以来1年ぶりのリング。サウスポー対決はともにクラウチング気味の姿勢で、小柄なアカボフがプレスをかけ、サンダースは距離をキープして戦うという構図となった。下馬評で優位に立つサンダースはジャブをそれなりに機能させてディフェンスも悪くないが、3回にロープ際に追い込まれ、左を食らうなどなかなかペースは上がらない。

 4回以降も展開は変わらず、ともにクリーンヒットがなく、どちらがはっきり優勢とは言えないラウンドが続く。何とか状況を打破したいサンダースは7回にややペースアップし、8、9回にコンビネーションを決めた。サンダースは8~10回まで3ジャッジの支持を得たが、アカボフを突き離すまでにはいたらず、11、12回は再び採点が割れて終了のゴングとなった。 

 無敗を守ったサンダース(24勝12KO)だが、試合後は「今日は本当に出来が悪かった。ファンに謝罪したい気持ちだ。私はゴロフキンとやりたいと口にしてきたが、今日のパフォーマンスには当惑している」と山場を作れず反省の弁。世界初挑戦失敗のアカボフは16勝7KO2敗。Photo/SUMIO YAMADA

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