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林翔太が下田昭文に3-0判定勝ち、日本Fe級初防衛

2016年12月31日 15時49分

  31日、岐阜県岐阜市の岐阜メモリアルセンターで愛ドームで行われるWBO世界L・フライ級王座決定戦のセミファイナル、注目の日本フェザー級タイトルマッチは、チャンピオン林翔太(畑中)が元WBA世界S・バンタム級チャンピオンの下田昭文(帝拳)を迎え撃ち、9回にダウンを奪って判定勝ちし、初防衛に成功した。

 その他の前座では3月に日本バンタム級の王座決定戦で敗れた元ユース王者(現日本同級3位)の田中裕士が谷口拓也(ダッシュ東保)を相手に4回TKO勝ちし、再起からの3連勝を飾った。11月にデビューした元WBC世界S・バンタム級チャンピオン畑中清詞氏の長男、建人(畑中)が早くもプロ2戦目に臨んだ。

◇日本フェザー級タイトルマッチ
林翔太(畑中)[3-0(95-94×2,97-94)]下田昭文(帝拳)
 序盤の林は上体をよく動かしながら右を振るう。対する下田は激しく出入りし、離れてストレート、飛び込んで左右ボディと派手で効果的なパンチを当てる。5回を終了時の採点は49-46×2、48-48の2-0で下田がリード。しかしそんな展開にも林は焦らない。

「相手は前半が強いので4ラウンドまでは様子見で、5ラウンドからはすべて取るつもりだった」という試合後の言葉通り、5回以降は左を含め手数を出して追い始める。6回に左目上、7回には右目尻をそれぞれヒッティングでカットした下田に林の圧力と連打が爆発。7回にはダウン寸前まで追い詰めた。

 8回にはドクターチェックの入り、下田はこれまでのような出入りが出来ずに距離を取って回るが、林も追いながら手数が少ない。しかし9回終了間際に林は右ストレートで下田から逆転のダウンを奪うと、その後のピンチを乗り切り、試合終了のゴングを聞いた。

◇54.0キロ8回戦
田中裕士(畑中)[TKO4回1分41秒]谷口拓也(ダッシュ東保)
 左を起点に前に出る田中に対し、谷口は頭を下げてくっついたり、離れて足を使ったりと抵抗を試みる。しかし田中はリズムよく動きながら左を上下に突き刺し、得意の右を被せていく。鼻血にも苦しむ谷口を、田中は左右ストレートで追い、最後は右ストレートをクリーンヒットすると、レフェリーが割って入った。

◇53.0キロ4回戦
畑中建人(畑中)[TKO2回1分3秒]浅原幸裕(斉藤)
 開始から軽快に動いて左右を上下に散らす畑中。そのパンチがことごとく的確にヒットすると浅原の顔面は早くも紅潮し、初回終了間際に右ストレートでダウンを奪った。畑中は2回にも浅原をロープへと追い、左右ストレートの3連打で2度目のダウンを奪うとレフェリーはノーカウントで両手を交差した。

◇62.0キロ8回戦
市川大樹(駿河男児)[TKO2回2分6秒]ティエンチャイ・ソーカニットソーン(タイ)

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