2016年12月31日土曜日

井上尚弥「かなり満足」 八重樫東&清水聡と会見

  WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥とIBF世界L・フライ級王者の八重樫東、プロ2勝目を挙げた清水聡が試合から一夜明けた31日、横浜市内の大橋ジムで記者会見を開いた。

 井上は4度目の防衛戦で元WBA世界S・フライ級王者の河野公平(ワタナベ)を6回TKOで撃退。4月、9月の試合がけがの影響もあって不満の残る内容だったが、今回は「練習してきたことを出せて、やりたいこともやれて、結果KOできてよかった。かなり満足しています」と笑顔を見せた。

 前回9月の試合前に腰を痛め、9、10月を休養にあてて、本格的に練習を再開したのは11月から。大橋会長によると、前夜のパフォーマンスも「今回はけがで出遅れた。まだ本調子じゃない」というから驚きだ。

 次戦は来春で対戦相手は未定。今回と同じように挑戦者選びには苦労しそうだ。気になるWBC王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との対戦は「もちろんやりたいです。ただ向こうのプランもあるし、そこは流れかなと」と前置きした上で「(減量の影響で)待てるのは来年いっぱい。年末にできたら最高ですね」と2017年を見据えた。

 最終回にサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を仕留めてV2達成の八重樫は「結果としてTKOだったけど、そこまでの過程で甘い部分がたくさんあった」とまずは反省の弁。それでも2016年を振り返り「結果的に勝って終われた。生き残ったということでネクストマッチもある。こういう状態が今後も続くと思うので精進していきたい」と前を向いた。

 次戦は11月に暫定王座を獲得したミラン・メリンド(フィリピン)との指名試合になる。八重樫は「相手がわかっているほうがいい」とV3戦に向けて早くも気持ちを引き締めた。

 プロ2戦目を鮮やかな2回KO勝利で飾った清水は「もらわずにあてるという基本的なことができてきた。調子がいいときの5割くらいまで戻ってきた。残りの5割を来年戻したい」と手ごたえを感じた様子。大橋会長は「来年は何らかのタイトルをやらせたい」と話し、清水は「腹をくくって飛躍したい」と意気込んだ。