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SF級対決は八重樫が7回TKO勝ち 向井との激闘制す

2018年8月17日 20時49分

 注目のS・フライ級対決、八重樫東(大橋)vs向井寛史(六島)の10回戦が17日、後楽園ホール「フェニックスバトル」のメインで行われ、世界3階級制覇王者の八重樫が前WBOアジアパシフィック同級王者の向井に7回2分55秒TKO勝ち。4階級制覇に向けて一つのハードルをクリアした。

八重樫は7回にスパート、向井を沈めた

 八重樫はL・フライ級でIBF5位、WBA12位、WBO12位、サウスポーの向井はS・フライ級でWBO14位という実績のある2人の対決。試合は予想通り八重樫が前に出て、向井がサイドに動きながら戦う構図となった。

 向井は距離をキープして戦いたいところだが、2回に入ると早くも八重樫の圧力が上回り始める。向井のジャブ、左ストレートはそれなりにあたるのだが、八重樫を止めることができない。八重樫は前に出てボディ、体で押し込んでボディを打ち、向井を削っていった。

 八重樫が向井を巻き込んでいき、4回には回転の速いコンビネーションも披露。しかし、南京都高の同級生であるWBAミドル級王者、村田諒太(帝拳)の声援を受ける向井は5回にボディ打ちで反撃、八重樫の勢いを止めた。

 6回は八重樫が先に仕掛けたが、向井のボディ打ちと顔面への左スレートでダメージを受けた八重樫が後退。向井が襲い掛かり、八重樫は一気にピンチに陥った。しかしここで八重樫の右が炸裂、向井がフラフラとなったものの何とかゴングに救われた。

向井(左)はいいシーンも作ったが、打たれもろさを露呈

 ともにダメージを負って迎えた7回、打ち合って強いのはやはり八重樫だった。八重樫に攻め込まれた向井はフラフラになりながら応戦したが、最後はストップとなった。

 八重樫は27勝14KO6敗。「4階級制覇のハードルは高いと思っている。今日のような内容だとまだ足りないと思う」と反省しながら「S・フライ級のチャンピオンはみんな強いけど、だれでもいいからやりたい」とチャンス到来を希望した。

 向井は16勝6KO6敗3分。試合後は「すっきりした」と話し、引退こそ明言しなかったものの「ひと区切り」と話した。試合の模様は18日(土)27時30分からフジテレビで放映される(関東地区)。

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